病気

犬がしきりに痒く原因は?アトピー性皮膚炎?

犬の皮膚病は、「痒がっている」「毛が抜ける」「できものができる」などの理由により、飼い主に気付かれる事が多いと思います。

犬が痒がっている時には、患部を「しきりに舐める」「引っ掻く」「噛む」「擦り付ける」などの行動をとる為、発見はそれほど難しくありません。一方で同じ行動をとっていても、実は患部に痛みや違和感がある場合や、あるいは犬がストレスを感じている事もあるので、以下の【ポイント】のような行動が見られた場合は原因を確認するために、動物病院を受診される事をお勧めします。

✅「かゆみ」「脱毛」「できもの」が三大要素

✅根治する病気としない病気がある

✅感染症でも伝染する病気としない病気がある

✅内科疾患に関連して皮膚病が起こることもある

✅すぐに治らなくても根気よく病院に通う事が大切

 ※わかりやすい初期症状がない疾患もあります

皮膚の病気には、治療により根治が期待できるものもあれば、根治が不可能な代わりに症状の緩和を治療の目標とするものもあります。

また、症状が改善するまでの期間も数日から数週間と短期間で済むものから、改善までになんかげつもかかるものもあります。

皮膚病の犬を動物病院で診てもらうときには、その病気が根治しそうなのか、それとも治らないのか、あるいは症状が改善するまでにどのくらいの期間が必要なのかを獣医師とよく相談するのが望ましいです。

アトピー性皮膚炎について解説

 

初期症状

前足の先、目や口の周りに赤みが見られ、犬が患部をしきりにペロペロ舐めたり擦ったり引っ掻いたりする

アトピー性皮膚炎は、遺伝的な体質(アトピー体質)が関連する病気と考えられています。

すなわち、皮膚バリアの異常や免疫学的な異常(アレルギー)を持ち合わせている犬に発症しやすいと考えられています。

犬のアトピー性皮膚炎は、特定の犬種に好発する傾向があります。

 

 

例えば柴犬、フレンチ・ブルドッグ、ジャック・ラッセル・テリア、リトリーバー(ゴールデン・ラブラドール)、ウェスト・ハイランド・ホワイト・テリア、ワイアーヘアード・フォックス・テリアなどが好発犬種として知られています。

アトピー性皮膚炎に関与すると考えられている代表的なアレルゲンには、室内ダニや花粉、食物中のたんぱく質などが挙げられます。

犬のアトピー性皮膚炎は、3歳未満で発症する例が多い事が知られています。

ただし必ずしも3歳までに皮膚炎を発症するとは限らず、また皮膚炎よりも先に外耳炎を発症することもあります。

このような症例では例えば3歳までは外耳炎しか症状がなかったため診断が難しかったのが、5歳を過ぎて皮膚炎を発症したことで初めてアトピー性皮膚炎と診断されるケースもあります。

若犬の頃から外耳炎を繰り返す犬は、アトピー体質を持っている可能性を考慮しておくのがいいでしょう。

皮膚症状は左右対称に現れるのが特徴で、 特に足先(前足が多い)と顔面(目、口唇、マズル周り)耳に症状が出やすいです。

犬はこうした部分を、しきりに舐めたり擦ったりまたは引っ掻いたりします。

そのため毛がちぎれて、被毛が薄くなり、やがて皮膚が赤くなったりフケが増えたりします。

さらに症状が慢性化すると、皮膚が硬く厚くなったり、色が黒くなったりすることもあります。

色素沈着犬によっては、毎年特定の季節に症状が悪化します。

大抵は高温多湿の夏場にひどくなりやすいのですが、花粉がアレルゲンとなる場合は春や秋に症状が悪化することもあります。

また一旦痒みがな治っても、何度でもぶり返すことも少なくありません。

アトピー性皮膚炎の診断には、上記の特徴的な臨床症状に加え、他の病気の可能性を一つずつ外していき、消去法で残された場合に診断がつく除外診断が適用されます。

従って、動物病院を受診したその日に、アトピー性皮膚炎と診断されるとは限らないため、同じ病院に根気よく受信することが必要となります。

犬のアトピー皮膚性皮膚炎の治療では、皮膚のコンディションを良い状態に保つために、薬用シャンプーや保湿剤を用いたスキンケアが行われます。

👑おススメショップ👑
愛犬の体調や異変に気付いていますか?欲しいものが必ず見つかるオススメショップ!
おススメ度
おススメポイント アレルゲン対応フードやシャンプーが豊富
購入者のレビュー

詳細ページ公式ページ

 

また皮膚の表面で微生物が増殖するのを防ぐため、抗菌薬や抗菌シャンプーが用いられることもあります。

かゆみは皮膚炎の管理にはステロイド剤が含まれた外用薬や、重症例ではステロイド剤の内服や免疫調節療法が用いられます。

外耳炎を起こしたいのでは耳道の洗浄や、点鼻薬が用いられます。

これらの治療により、皮膚炎と痒みの改善は見込めますが、体質は改善させられないので、根治は難しいのがアトピー性皮膚炎です。

血液検査や定価から原因と思われるアレルゲンが推定された場合は、生活環境からそうした物質をできるだけ減らすよう心がけます。

例えば室内ダニが関与している可能性が推定された場合には、室内のカーペットを外すのが理想的ですが、もしも難しければ掃除機をこまめにかける空気清浄機を用いるクッションや、敷物はこまめに干すなどの工夫をするのが望ましいでしょう。

食物中のたんぱく質がアレルゲンかどうかを考慮するためには、今食べているフードの中に含まれていない、タンパク源を主成分としたフード、あるいはアレルギーを起こしにくいと考えられている加水分解フードを、一定期間与えてかゆみや皮膚炎が改善するかを観察します。

この間は、牛乳も含めどんなおやつも復職も禁止する必要があります。

症状や改善した場合は元の風土に原因物質があるかを確認するためにフードを短期間だけ元に戻してその間に症状が再発するかしないかを観察します。